日本人と欧米人の髪の違いって
時の流れることの早いこと
12月も半月が過ぎ
今年もあと2週間
『森山みくり』に会えるのもあと1度
あぁ、この感情はきっと
いや、まぎれもなく
恋
そして間違いなく起こる『逃げ恥ロス』
この愛しさと切なさを
仕事への力に変えて
残りの12月を全力で駆け抜けます!
さて今回は趣向を変えて
良くある質問シリーズから
【日本人と欧米人の髪の違いって?】
もうかれこれ10年も前になるべか・・
わたくしバンクーバーとニューヨークで
美容師してたことがあるんです
まぁ言ってもたった1年間くらいなので
何の自慢にもなりませんがね(笑)
英語も大して上手くならなかったですしorz
そこで僕が感じた
日本人と欧米人の髪の違い
髪への考え方の違いを僕なりに
細かく上げればいっぱいあるのでしょうが
1番大きい違いだなーっと感じたこと
日本人→どれだけマイナスを無くすか
欧米人→どれだけプラスにもっていくか
似ているようで全然違うのです
日本人はコンプレックスから始まっていて
このコンプレックスを解消したいっていうのが
美容室に来てオーダーする大体な気がします
というのも
基本的に欧米人への憧れから
ヘアスタイルは進化を遂げているからではないでしょうか?
本来日本人は日本髪という独自な髪型だったのです
黒くて太くて真っ直ぐで硬い
その髪を長くして結い油でツヤを出す
※ガラパゴス=独自の進化を遂げた島
他の外国の歴史をみても
こんなエキセントリックな文化をもった人種
中々いないのではないでしょうか
そして約160年前に開国
鎖国しゅーりょー
幕府さよならー
ってことで西洋文化が日本に入ってきて
幾度の戦争を越えて
急速に早まるガラパゴス日本の欧米化
ジーパン・ロックンロール・ハンバーガー
そしてもちろんヘアスタイルも
やべえ超クールだぜ!
ってことで日本人のヘアスタイルも欧米人風進化を迎える
だがしかーーーし!
そもそも骨格・髪質・髪色・顔立ちが違ーう!
ここから日本人のコンプレックスが始まる
黒くて太くて硬くて真っ直ぐな髪を
西洋風にするため
骨格はヘアカットで
髪質はパーマやコテで
髪色はカラーで
顔立ちはメイクで
日本の美容技術は著しい進歩を遂げる
欧米人の 髪へ顔へ近づけるため
日本人のオーダーはマイナスからスタートする
それに比べて欧米人は基本0からスタートする
根本的なコンプレックスがないから
すると美容室へのオーダーが
『セクシーにして』
『ゴージャスにして』
これだけ言い雑誌読み始める
え??
あ、あの〜レングス(長さ)は?レイヤー(段)はどれくらい?
『あなたプロなんだからあなたが決めてよ!』
ひぃぃ〜!
当時25歳の田舎出身の日本人男子が
ニューヨークマンハッタンのアメリカ人女性のいうゴージャスなんて
理解出来る訳ねーーー(笑)
レボリューションしかしらねーーー(笑)
案の定『これのどこがゴージャスなの💢』と怒られる
まぁそらそーだわな
ほんとこんなお客さんがManyいましたww
あぁ思い出すだけで泣きそうになる無力さ(笑)
言い訳ではありませんが日本で美容師してて
『セクシーにしてください』
なんてオーダーされたこともないし
日本人が言うとなんかエロいし
このように欧米人はどれだけプラスにするか
どう見せたいかのイマジネーションが大事
そこがオーダーのポイントなのです
ここ10年でも
日本の欧米化はどんどん加速し
とうとう『外国人風〇〇』なんて
ストレートなワードが出てきましたしね
つーか今までも外国人風だったんじゃなかったのかよー!
でも本当に最近の若い人は
骨格も欧米人化してきているのも事実
薬剤や技術の発展もあり
今までのマイナスから0ではなく
プラスまでイメージ出来てきてると感じております
そして日本の美容に対する著しい発展
僕ら美容師もまたコンプレックスの塊なのかもしれない
だからこそ日本の美容師の技術は繊細で緻密✨
逆に日本が世界を席巻していたら
欧米人が日本に憧れ
日本人っぽくなれるよう技術が発展していく
そして頑張って日本人っぽくして日本に来る
あぁ何か勿体無い
欧米人が言う
『日本人は黒髪ストレートが美しい』ってのが
なんとなく分かる気がしますね(笑)
そうなったら日本の美容師さんのカット技術は
今ほど高いものになっていなかったんでしょうね
開国万歳‼️
でも今はもう欧米への憧れもありつつ
すでに1つの文化として確立されてる
ジャパニーズヘアスタイル
『かわいい』ってのもすでに文化ですね
コンプレックスや憧れから
独自に技術を突き詰めて
オリジナルにまで進化する
やはり日本って素晴らしい国ですね✨
ガラパゴス根性万歳‼️
なんかよく分からない終わり方になってしまいましたね(笑)